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松江の朝の音 小泉八雲の「知られぬ日本の面影」

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神々の国の首都の冒頭
足踏み式の米つきの杵と臼です。
出雲市塩冶町のコミセンの軒下に置いてありました。
昔はこんな事して精米をしたんです。
明治23年に松江を訪れた小泉八雲はこの杵と臼の音を印象深く描写しています。
有名な「知られぬ日本の面影」の「神々の国の首都」の冒頭部分です。
「松江の一日の物音の中で朝眠っている人にまず聞こえてくる物音は、ちょうど耳底で緩やかな大きい脈が討つ搏つようにひびいてくる。それは柔らかな鈍い衝撃の音だ。―日本人の生活に伴うあらゆる音の中で、私には最も哀れに思われる。米つきの音は日本という国土の脈搏だ。」
江戸時代は米の収穫量、石高が経済力を表しました。
八雲が「米つきの音が国土の脈拍だ」と表現したのは偶然とは思いますが非常に的を射ている。
血液のように脈々と流れる白い食べ物。
米は日本人にとって特別なものです。
映画「七人の侍」でも農民が米で侍を用心棒に雇って村を守ります。
今の時代、米を特別とは思えなくなりました。
子どもから大人まで平気でご飯を食べ残しをします。
ダイエットの敵として悪者のように扱う風潮すらあります。
命をつなぐ日本人の食べ物としてお米、それを生み出す田んぼはもっと大切にされていいのではないでしょうか。
そして農業や農家が成り立つ方法を編み出さねばいけません。
そうしないと自分たちの命を他国や他人に預けるのと変わりません。
ちなみにこの米つきの杵と臼は県内で綺麗に写真が撮られる展示場所がなくて小泉八雲の研究者は困っていたんです。
教えてあげたらとても喜ばれました。

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